~ ともいきの願い~

ともいきエッセイ

今日、2024年1月18日で、一般社団法人初紀は、おかげさまで、設立3年目を迎えました。この3年間、お世話になった皆様に、心から感謝申し上げます。

ちょっと堅苦しいお話しになってしまいますが、改めて、「ともいき」って、どんな意味?ってお話しと、そこに込めた熱い思いを語ってみます。

ともいきは、漢字で書いて「共生」。

共生(きょうせい)と読んで、「自然と共に、地域と共に生きる」ということを表しています。

私たちは、天地自然の恵みの中で生かされているのだからこそ、自然を大切にし、家族をはじめ地域の方々との関わり合いを大切にし、共に助け合いながら生きていくことが必要です。
もう一つの共生(ともいき)は、「過去から未来へとつながっている」ということを表します。現在という地点だけではなく、過去から未来へつながっていく「いのち」との共生を示します。これは、浄土宗の宗祖法然上人が唱導された思想でもあるそうで、私たちがいま持っている「いのち」は、はるか昔の祖先から綿々と伝えられ、子や孫といった未来へと繋がっていく「いのち」です。一人の「いのち」であって、一人の「いのち」ではない。ご先祖から未来へと繋がっていく多くの「いのち」と共に生かされているというこの繋がりを共生(ともいき)というのだそうです。

これら二つのともいき(共生)の意味は、親が子へ、そして社会や未来に向かう願いです。

障害のある方々が、親亡き後も社会の中で安心して生きていける共生社会を目指し、そして過去から未来へ継承されることが、私の願いであり、「ともいき」という言葉を事業所の名前にした理由なのです。

2021年1月18日に、一般社団法人初紀を設立し、当初、生活介護事業で始めた「デイサービス事業所ともいき」ですが、2023年8月より、重度訪問介護事業の「在宅支援事業所ともいき」として運営を始めました。まだまだ生まれたての弱弱しい事業です。それでも、いろんな可能性を信じて、障がいが重くても、地域で生きていきたいという、強い思いを実現したい。そして、その地域生活をつないでいきたい。

親から子へ、未来に向けて…。

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